ペンタックス K-x: 2009年11月アーカイブ

K-xにはフラッシュが内蔵されていますが、乾電池で動作するデジタル一眼レフカメラなので、フラッシュは明るくありません。
また、遠くを照らすことも出来ません。
この点、割り切りが必要です。
IMG_0764

新しく購入をしたキヤノンEOS 7DとペンタックスK-xの比較を長野県の蓼科山で行いました。
撮り比べはカメラの設定を変更して、どれだけ忠実色(実際の色)を再現出来るかを主目的にしました。
同じ色で撮れたかどうかは、カメラの液晶モニターに表示される映像で確認をしました。そのため、実際に印刷をしたりPCモニターで観たりする場合と色合いに違いが出ている可能性があります。

両機種とも発売日が2009年10月の現時点での最新鋭機種です。
ちなみに販売価格ですがK-xが18-55mmレンズセットで7万円台、EOS 7Dが15-85mmレンズセットで24万円台です。EOS 7Dのボディ単体の価格が約17万円ですので、レンズ単体の価格が約7万円となり、K-xとほぼ同額です。

撮影は両機種ともホワイトバランスを太陽光に固定、露光補正で色を調整しました。ISOは1600に固定、シャッタースピードを近似値にするために被写体深度で調整をしました。

蓼科山の山頂にて。
左手にK-x
胸元のバッグの中にEOS 7D。
IMGP9057

10/18 2009に晩秋の那須岳を撮りに行きました。
前回の東北旅行でもEOS 40DとK-xの2台のカメラで撮り比べはしていたのですが、撮影条件がめまぐるしく変わったために、両機種で同一の設定でとる余裕が無く、K-xの設定を固定して、環境によってどの様に写り方が変わるかを調べました。

今回の那須岳登山では午前中は晴天、撮影条件に変化がありませんでしたので、キヤノンEOS 40DとペンタックスK-xの2機種を同一の設定にして撮影を行いました。EOS 40Dは昨年まで発売されていたキャノンの中級モデルです。設計は3年前と古いですが中古売買の相場では、これから発売されるK-xの販売価格とほぼ同じ価格帯になる機種です。K-xの売りの一つがワンランク上の中級機種に匹敵する性能を持っていることがあげられていますので、実際に中級機種のEOS 40Dと撮り比べてみればその違いがはっきりします。

結論から言うと、カメラ任せで撮影をするなら圧倒的にK-xの方が撮影が楽な上に写真の出来もよいです。優れた画像処理エンジンと絵のチューニングのおかげで記憶色(色を艶やかにすること)の写真がとれます。
逆にわたしのようにカメラの設定を変えることが出来るユーザーにはK-xのユーザーインターフェース(以下UI)と機能が物足りなく感じる場面がしばしばありました。
画像処理エンジンなどカメラの基幹となる部分はK-xの方が性能が良いのではと思われますが、あくまでも入門機種(エントリーモデル)なので、設定の幅がなくカメラ任せで撮影することを前提に設計された機種であることが分かりました。
初めて手にするデジタル一眼レフカメラ(以下デジイチ)としてはペンタックスK-xは現時点では最もお薦め出来る機種の一つです。お薦めする理由のK-xのボディーやUIに付いては、別途に記事を書きます。

以下、那須連山を縦走した写真を撮り比べてみました。
IMGP2280

アルカリ乾電池ならどのメーカーでも使えるようです。
でも、せっかくの汎用の乾電池が使える仕様になっているのに、使えないメーカーの充電式乾電池があるのは残念です。
IMG_0751

去年から発売されている各社のデジタルカメラ全体に言えることは、表示用の液晶モニターの画質が驚くほど良くなっていることです。
K-xも同様に大きく見やすい液晶モニターを搭載しています。
IMG_0708

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