キャノン ESO 40D レビュー 購入編 | 買うまでのいきさつ

|

キャノン 40Dモニターをしたアルファ300の前に自費で購入したデジタル一眼レフカメラ(以下デジイチ)がキャノンのESO 40Dです(6/26)。アルファ700に相当する中級機種となります。
一昨年(2006)から登山を始め、昨年(2007)から本格的に山の写真を撮るようになりました。使用していたのはキャノンのPowerShot S3です。12倍望遠から0mmの接写のマクロまでをこなしてくれる大変に使い勝手の良いカメラでしたが、レンズの性能から広角が取れないことと、エプソンのPX-5600で印刷をした時にPowerShot S3で撮影した写真ではPX-5600の性能を生かし切れないことに気づいたので、デジイチに買い換えることにしました。
 


梱包 パッケージ

最初はニコンに欲しいレンズが有ったのでD40D80の購入を検討していたのですが、実物を店頭でさわらせて貰うと、どうも手になじみません。しっくりこないと言う表現が適切でしょうか?相性があわないと感じたので購入を見送りました。

その後、カメラに詳しい知人に相談をすると、ニコン派にもかかわらず今買うなら、値段と性能のバランスを検討するとキャノンのESO 40Dが一番良いだろうと薦めてくれました。
キャノンは名称の付け方が複雑で、どの機種が入門機でどの機種が上位機種なのかすらわからなかったので、全く購入の対象にはしていませんでした。

知人の説明を聞いたところデジタルキッス(KissDigital)は全て入門機で、わたしには物足りないだろうから、その上の上位機種にあたるESO 40Dが良いという話でした。
ESO 40Dの上となるとキャノン、ニコン共に20万円を超えるので、ハイアマチュアでなければ手を出す必要は無いという話しも聞きました。
わたしはあくまでも写真は自分の記録を保存するためのもので、写真そのものを趣味とするつもりは有りませんから、ハイアマチュアになることは今のところは有りません。

もう一点、知人の話で初めて知ったのですが、レンズが純正以外で豊富な種類を選べるのはキャノンとニコン、ソニーだけだそうです。
カメラは消耗品でレンズは財産だから、レンズを選べるメーカーが良いというアドバイスです。


中身 付属のアプリケーション

知人の話を頼りに秋葉原のヨドバシカメラに話を聞きに行きました。
カメラのような専門性の高い製品は絶対に通販で買うことはしません。必ず信頼の置ける店舗で買うようにしています。
ヨドバシカメラの店員さんは評判以上に製品に詳しく、ESO 40Dの詳細な説明をしてくれたうえで、わたしがESO 40Dをどの様に使うかを聞いて「その用途ならESO 40Dが向いています」と薦めてくれました。

そのほか、他のカメラメーカーの機種との比較や、ESO 40Dに使えるレンズをどの様に選べばよいかの説明もしてくれました。
レンズは知人の話の通り、タムロンとシグマはキャノン、ニコン、ソニーを主に造っているので、それ以外のメーカーのデジイチでは希望のレンズ選びに苦労するかもしれないと教えてもらえました。
これで購入するカメラはキャノンのESO 40Dに決まりました。購入するお店もヨドバシカメラにこのときは決めたのですが、のちの変わりました。


横の姿 レンズを付ける前

わたしのオフィスのそばにカメラのキタムラが店舗を構えています。旭川で購入したカメラはキタムラでしたので、今回も話だけでも聞こうと立ち寄ると、ヨドバシカメラよりも更に安い価格で販売をしていました。あまりに安いので信じられなくて、「何かの間違いかもしれないからよく調べてください、明日また来ます」とわたしが言うほどでした。

キタムラなら専門店で信頼の置ける店舗ですので、安心して購入できます。
ヨドバシカメラよりも近くにあるので、万一故障した時の持ち込みも手軽に出来ます。値段がやすいとなれば、ここで買っても良いでしょう。


液晶画面 ダイヤル

購入したのはESO 40D - EF-S17-85 IS U レンズキットです。オープン価格ですが、実売価格で15万円前後の商品です。わたしの購入価格ですが、キャッシュバック期間でもあったので、実費で11万円足らずでした。
メーカー希望小売価格が87,000(税別)の EF-S17-85 IS U レンズがセットでの値段ですから、いかに割安だったかが分かります。

わたしの使い方の予定

知人やヨドバシカメラ、キタムラに相談したわたしの撮りたい被写体と撮るシーンです。


平山の山頂から見た表大雪山 コマクサ
  1. 登山での使用(風景)
    山の景観をカメラに収めたいというのが、第一の購入の動機です。特に北海道の大雪山の風景は並のカメラでは収まり切れません。上記の写真(左)では、表大雪を撮したのですが、山のすそ野が収まり切れませんでした。
  2. 登山での使用(花)
    高山植物の花を撮りたいと思っていますが、それにはマクロレンズが必要となります。また、花を見るたびにレンズを交換する手間と、交換の際にレンズを落としたりするリスクも考えなければなりません。今のところ、本州の山ではカメラに収めたくなるほどの花を見かけていませんので、この用途は後で考えることにしています。
  3. 水上での使用
    わたしはカヤックに乗るので、水上からの景観をぜひ撮したいです。当然、被写体は自然です。
    川下りは転覆のおそれが高いので、もっぱら静水域の湖などでの撮影となります。
  4. 野鳥と動物
    野鳥や動物は突然現れて、あっという間に去ってしまいます。素早い対応がカメラに求められます。知人に教えて貰ったのですが、被写体としては最も高度なテクニックと高価な機材を必要とするようです。
    電源の入る応答速度、オートフォーカスの焦点の合う速度、マニュアルフォーカスへの切り替えのスムーズさとマニュアルフォーカスでの焦点の合わせやすさ、1秒当たりの連射速度などを考えると、入門機種では対応し切れません。最初から入門機種を購入の対象から外していたのはこれが有るからです。
    カメラだけでなくレンズの性能も良くないと行けませんので、キットのEF-S17-85 IS Uはその点、明るさを除けば目的に有ったレンズです。
    (※注:ソニーアルファ300のモニターをした経験と、知人が所有しているニコンのD40を使用させて貰った経験からの感想です)
  5. 日常のスナップショット
    ほとんど考慮していませんが、せっかくの高性能のカメラなので、出来るだけ使うようにしています。ただ、出かける時は置き引きなどの盗難が心配なので持ち歩けません。やはりポケットやウエストバッグに入るコンパクトカメラの方が盗難の心配がない分だけでも安心感があり、使いやすいです。
  6. 小動物
    ゴールデンハムスターを飼っているので撮りたいのですが、あまりにもカメラの方が大きすぎます。レンズの性能が良いので、接写ではなく、蛍光灯の中で遊び回っているハムスターの姿を撮ろうと思います。

ストラップ 液晶画面

購入の教訓

今回、色々な方に話を聞いて勉強させて貰った上で購入をしました。
全くの素人が自分に最適のデジタル一眼レフカメラを手に入れるには自分1人の力では不可能に近いです。友人知人やカメラ店の店員さんに話を聞いて、その中から自分で判断をする、これが正解です。

購入を考え初めてから購入に踏み切るまでずいぶんと時間をかけてしまいましたが、最終的にには最良の製品を手に入れることができました。
このカメラを購入後、登山では筑波山、男体山、日光白根山、会津磐梯山、湖では中禅寺湖と裏磐梯の小野川湖を撮してきましたが、全く不足を感じません。

性能が良い分、大きく重いのですが、もともとがっしりとした体格のわたしにはこのくらいの大きさと重さの方が安定感があって丁度良いです。ちなみに知り合いの女性に持って貰ったら重くて撮影できないと言っていました。確かに女性向きでは無いかもしれません。

デジイチに関して言えば衝動買いは絶対に止めた方がよいです。慎重の上にも慎重に自分の目的にあったカメラとレンズを買うべきです。

※注:2008/8/21に40Dの名称をESO 40Dに変更しました。こちらが正式な名称だと教えられたからです。

キャノン 40D PR
楽天市場でキヤノン ESO 40Dを探す
Yahooショッピングでキャノン ESO 40Dを探す

購読

ウェブページ

カテゴリ

PR

みんぽす