KHS F20 Westwood サイクリングレビュー

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KHS F20 Westwoodを組み立てたところ先日、レビューを書いたばかりのDAHON Metro D6が8/3に玄関先で盗難に遭ってしまいました。わたしにとって折りたたみ自転車は必需品なので、新たに買うことになりました。
もともとメトロを買う時は、同じメーカーのヘリオスを買おうとしてメーカー欠品のために代替えで購入したので、どうしても不満を感じていましたから、盗難にあったことを良い機会と考えて、 自分の思い通りの納得のいく折りたたみ自転車を購入することにしました。
その自転車がKHS F20 Westwood(ウエストウッド)です。
 

届いた状態のKHS F20 Westwood予算はヘリオスの時と同様に6万円前後と決めました。
当然ですが、ネットでの通販での購入です。
わたしは以前、自転車の販売に4年ほど携わっていたので、自転車の整備なら大抵のショップの店員よりも上手に出来ます。だから、アフターサービスはさほどに必要としていません初期不良が出た時に、部品を送ってくれる程度でかまわないのです。実店舗で買うよりも通販の方が大抵は安上がりで済みますから、アフターサービスが必要で無い商品は、ほとんどネットで購入しています。
 

購入するまで

購入に先だって要件をまとめました。

  1. 20インチであること。
  2. フロントフェンダーとリアフェンダーが取り付けられること。
  3. リアキャリアが取り付けられること。
  4. 7速以上のギアを持っていること
  5. メトロよりも軽量か同程度の重量であること
  6. デザインと色が好みであること。
  7. 全ての点で妥協をしないこと。。

梱包を解いたところ
梱包を解いたところ
KHS F20 Westwoodの全体写真
外に出して試乗してみました

メーカーの候補としては、デザインから国産のブリヂストンパナソニックは問題外ではずしました。
ビアンキルイガノはサイズと値段があう商品が有りません。
ブロンプロンライズアンドミューラー、それにモールトンはちょっと高級すぎます。今回の様に、万一、盗難にあっても買い換えられる金額がわたしにとっては6万円です。それ以上だとさすがにつらいです。

検討の結果、メーカはDAHONKHSの2社に絞り込まれました。後はわたしの希望する価格帯に、希望の自転車が有るかどうかです。

車種では圧倒的にDAHONの方が多いのですが、人気のある車種のほとんどが各店舗とも完売となってしまっていました。選びようが有りません。

KHS の人気車種も同様にほとんどが完売か予約販売でしたが、奇跡的に楽天市場に出店している「スポークネット店」だけがわたしの探していた自転車の好みに合う「F20 Westwood Black」を在庫していました。


リアキャリアとフェンダー
リアフェンダーとキャリア
折りたたむ、中央に足がでて自転車を保護している
折りたたんだところ

フェンダー、リアキャリアも他社では「無し」か「取り付け不可能の自転車です」と答えていたのですが、スポークネット店だけは「取り付けられます」という返答でした。
しかも嬉しいことに取り付け料金が無料でした。最近は安く自転車を購入しても取り付け料金を別途に請求する通販の店舗が増えているので、安いからと購入すると、取り付け代金でかえって高くつくことがあります。必ず事前に見積もりを取るなどの用心が買う側にも必要です。
当然、わたしも購入前に見積もりを取りました。その上で納得して注文をしました。

折りたたみの機構

ハンドルを畳んだ所
ハンドルを畳んだところ
フレームを畳むところ
フレームを畳むところ

折りたたみ自転車ですので、折りたたみ方が難しかったり不自然だと輪行の際に不便です。不便だと自然と使わなくなってしまうのが人間ですので、届いてからすぐに折りたたみ機構を確かめてみました

比較の対象は値段では半分の価格のメトロです。
以外にも折りたたみ機構はメトロの方が優れていました
折りたたみ機構は値段では決まらず、制作会社のノウハウで決まるようです。

KHSのF20 Westwoodが悪いわけではありません、ホームセンターなどで売られている2万円程度の折りたたみ自転車よりは、しっかりとした折りたたみ機構を備えているのですが、折りたたむと自転車のフレームがハンドルと当たったり、折りたたんだ時の安定性に欠けていたりと、明らかにダホーンよりも劣ります。折りたたんだり組み立てたりする手間と時間も多少ですが余分にかかりました。


ペダル
折りたためないペダル
フロントタイヤ
太いタイヤ

驚いたのは、ペダルが折りたたみ式でなかったことです。これは盲点でした。でもペダルそのものはメトロよりも高級感のある金属製がついていましたので、ちょっとだけ嬉しくもありました。
ペダルが折りたためないと突起となって邪魔なだけでなく電車での輪行の際には危険でもあるので、機会をみてフォーディングペダル(折りたたみ式ペダル)と交換しようと思います。

ダホーンよりも劣るものの、実用上、不自由を感じるほどではないので、折りたたみ自転車としての機能は合格点です。
この程度の組み立てやすさなら、駅で電車に乗り降りするたびに、自転車を面倒くさがらずに組み立てたり折りたたんだりする事が出来ます。

実際にサイクリングで乗った感想

フロントブレーキ
ブレーキとサスペンション
リアのサスペンション
リアサスペンション

メトロとの比較は出来ないほど、しっかりとした自転車です。
折りたたみ自転車と言うよりも、普段わたしが乗っているジャイアント製のマウンテンバイクと同等の感覚で乗れます。
マウンテンバイクで乗っているサイクリングルートをF20 Westwoodで走ってみたのですが、20インチとは思えないほど軽快に前に進みます。
メトロがどうしても「サイクリングを楽しむ感覚が得られなかった」ことを思えば、驚くほどの違いです。


フロントギア
フロントギア
リアギア
リアギア

ギアは2×8の16変速ですので、体力や道の勾配、交通量に合わせて細かく設定できるのがありがたいです。特にハイギアで速く走る時は軽快です。前後にサスペンションがついているので、乗り心地も良いです。


左グリップ
左グリップとギアレバー
ブレーキレバーを握る
ブレーキレバーを握る

ギアレバーグリップとレバーの一体式でしたので、わたしは初めてなのでとまどいました。しかし5分もすると要領を覚えました。帰宅するまでの1時間でレバーの数字を見ないで、走る速度と足の力に入れ具合の感覚でギアチェンジが出来るようになりました。
グリップも小さすぎず大きすぎず男性でも女性でも違和感なく握れるサイズです。堅さもメトロの様に堅くなく、やや柔らかめで疲れにくい柔らかさです。ただ、新品だからかもしれませんが、手にべとつく感覚が多少ありました。これは乗り込めば無くなると思います。

珍しい機能としては、タイヤがクイックレバーで外れることです。ロードバイクやマウンテンバイクですと、輪行などでタイヤをはずすのにクイックレバーは必需品ですが、折りたたみ自転車ではどの程度役に立つのかは分かりません
タイヤやチューブの交換には間違いなく役立つでしょうけど。

長時間乗っても疲れにくい、走っていて楽しくなる自転車です。
メトロも良い自転車でしたが、F20 Westwoodに乗ってしまったわたしは、もう乗れませんね。別格の自転車です。メトロに3万円を足せばこの自転車が買えるのなら、絶対にお買い得だと思います。

注意点

フロントタイアとクイックレバー
フロントタイア
リアタイアとギア
リアタイアとギア

マウンテンバイクなどに近い思想で設計された自転車ですので、他の折りたたみ自転車とは若干の違いがあります。まず、チェーンカバーがついていませんから、足下がチェーンの油で汚れます。この点、乗る方で対策を取らないといけないです。

見た感じがすでに高級感があるので盗難に遭いやすいと思います。しっかりとした鍵を用意するべきでしょう。タイヤがクイックレバーで外れる上に、ロードバイクと違ってフレームのダイヤモンドも無いので、鍵のかけ方が難しいです。わたしは1mの長さのある極太のワイヤー錠を用意しましたが、これでも長さが不足するかもしれません電柱などに巻き付けることを考えると2mは欲しいところです。

ロードバイクやマウンテンバイクに乗る感覚が必要な自転車ですね。
キャッチコピーにも林道などを走行できるフォールディングバイクと謳っています。スポーツ指向のフォールディングバイクなので、乗るのが楽しくなります。

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