手持ち撮りで400mmズームレンズを使う｜シグマ APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS 望遠ズームレンズ レビュー

思川で野鳥を撮影

郊外を北から南へ流れる思川の堤防で飛び交う野鳥を撮影してみました。
うかつだったのは、手ぶれ補正機能をoffで撮ってしまったことです。手振れ補正機能「OS（Optical Stabilizer）機構」のスイッチを確認せずに撮したわけですが、以外に綺麗に写っているのに驚かされました。
撮した場所はこのような思川の河川敷です。この上を飛び交う燕と鳶を撮影しました。

撮影は全て手持ちです。
手振れを防ぐために40D自慢の１秒間6.5枚連写機能を使っています。鳥など動きの激しい被写体を追いかけながら撮影するのに向いている機能です。
画像が大きく重くなることを防ぐために、鳥が撮されている箇所を切り抜いてあります。画像の補正処理などは行っていません。

全て400mmズームで撮影：鳶

川の向こう岸の空を舞う飛びです。
さすがにこの距離だと羽毛の一枚一枚までは識別出来ませんが、風切りバネがはっきりと写し出されています。
距離がどのくらいあるか分かりませんが、視力１．５のわたしがようやく見つけられる大きさの距離です。

シャッタースピード：1/4000sec
絞り優先
絞り値：f/5.60
ISO：400
レンズ焦点距離:400mm
ホワイトバランス：太陽光
露出補正値：0.00
ピクチャスタイル：風景

鳶が腹部を見せてくれました。
羽の裏側の特徴のある三角形の模様をはっきりと捉えることが出来ました。

シャッタースピード：1/4000sec
絞り優先
絞り値：f/5.60
ISO：400
レンズ焦点距離:400mm
ホワイトバランス：太陽光
露出補正値：0.00
ピクチャスタイル：風景

背景の樹木を横切る鳶をはっきりと捉えられました。

シャッタースピード：1/3200sec
絞り優先
絞り値：f/5.60
ISO：400
レンズ焦点距離:400mm
ホワイトバランス：太陽光
露出補正値：0.00
ピクチャスタイル：風景

全て400mmズームで撮影：燕

頭上を飛び回る燕を流し撮りしながら撮した１枚です。ピントが完全には合っていませんが翼が羽ばたいている反り具合や尾羽の付け根の白い色などを捉えられました。

シャッタースピード：1/2500sec
絞り優先
絞り値：f/5.60
ISO：400
レンズ焦点距離:400mm
ホワイトバランス：太陽光
露出補正値：0.00
ピクチャスタイル：風景

燕が垂直に降下するシーンです。
背面を撮ることが出来ました。翼や尾羽の形、模様などを捉えられました。
飛びかう燕をAFで流し撮りしながらこれだけ写せれば十分です。

シャッタースピード：1/2500sec
絞り優先
絞り値：f/5.60
ISO：400
レンズ焦点距離:400mm
ホワイトバランス：太陽光
露出補正値：0.00
ピクチャスタイル：風景

全て400mmズームで撮影：おまけ

１万メートル前後の成層圏を飛ぶ旅客機です。
色とシルエットからAriDoのボーイング747型と思われます。たぶん、羽田から千歳へと向かうのでしょう。下手な双眼鏡よりもよく見えます。

シャッタースピード：1/3200sec
絞り優先
絞り値：f/5.60
ISO：400
レンズ焦点距離:400mm
ホワイトバランス：太陽光
露出補正値：0.00
ピクチャスタイル：風景

初回の感想

手持ちで飛び交う野鳥を撮るという無茶な撮り方から入りましたが、手振れ補正のスイッチを入れ忘れたにもかかわらず、以外に綺麗に撮されている写真が多いことに驚かされました。
確率で言うと、１／３が掲載したような写真のレベルでした。
被写体が燕のように飛ぶ速度の速く小さな鳥ではなく、鴨や白鳥などの水鳥か丹頂鶴やナベヅルなどなら、手持ち撮りでも、もっとはっきりと撮せたと思います。