ナショナルジオグラフィックはすごい雑誌かもしれない

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以前にアジャイルメディアからいただいたナショナルジオグラフィックの話の続きです。

今年に入ってから、主にアラスカを舞台に活動をしていた写真家の星野道夫さんのエッセイを読んでいるのですが、文春文庫「旅をする木」のなかで幾度かナショナルジオグラフィックについて触れられていました。
一部を抜粋すると

ナショナル・ジオグラフィック・マガジンは、自然、地理、民族、歴史を扱う、アメリカでもっとも権威のある雑誌である。

最高の賛辞です。
星野さんは、わたしのもっとも好きな写真家の一人です。
この文章が複線として頭の中に残っていました。

この後、カヌーツーリングの日本の草分けの野田知佑さんの「南へ」というエッセイを読んでいると、たまたまむかしの知人がフリーのライターとしてナショナルジオグラフィックの九州特集を書くために来日をして、その通訳兼ガイドをする話が出てきました。
この話は具体的で説得力に富んでいます。
「マスコミ=いい加減」「マスコミ=やらせ」というわたしの中に出来てしまった図式とは一線を画しています。
取材を終えた後、野田さんの手元に37枚のファクスがナショナルジオグラフィックの調査部から送られてきます。内容は九州取材のときの確認です。
一部を引用すると

「ミスターAはいった」の所で"ミスターAに本当にそういったのかどうか確認されたし"
「三十四歳のミスターBは」では、"ミスターBの生年月日はいつか?"...
これら100に近い質問の返事をファクスで送ると、折り返し二回も追加質問表が来た。..

ナショナルジオグラフィックこの話を読んでからナショナルジオグラフィックをもう一度読んでみたくなりました。
そのときに、たまたま7-11で売られていたので購入しました。
一般の書店でも売られているのを見たことはないのですが、なぜコンビニの店頭にあったのかは不明です。しかも販売価格は表示価格の半分の490円。

火山の火口の圧倒的な写真

今月号の特集はアフリカ、コンゴの「ニイラゴンゴ火山」です。
活火山の噴火口に降りて、焼けている溶岩の反射光で真っ赤な写真が掲載されています。もちろん溶岩池も。
他にも南米のインカ帝国の発掘調査からわかってきたことや、大気中の二酸化炭素の濃度の上昇から引き起こされる酸化する海の話など。
興味を引く記事が多くありました。

わたしが最初に読んだ号は外れだったのかな、と思ったほど今月号は読み応えがありました。
その中で気になるのは、日本国内を取り上げた記事はどれも主題がはっきりせず、掘り下げも中途半端で読むに耐えないと言うことです。
どうも、日本人のライターが書くとそうなるようです。
今月号では、地獄谷のニホンザルの話と、長崎大学をキーとして記事を書いた東シナ海の話がこれに当てはまります。
これだけ落差の激しい、当たり外れの記事が同居する雑誌というのも珍しいのでは、と思いました。

来月号の見出しで興味を引かれるのは、「水に沈むバングラデシュ」「グレートバリアリーフ」「世界最長のトンネル(アルプス)」などでしょうか(日本人のライターではなさそうですし)。
7-11で手に入るのなら、また見てみたく思います。

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このページは、mizunumaが2011年5月11日 13:39に書いたブログ記事です。

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