ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)レビュー|ツインリンクもてぎ

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ツインリンクもてぎのテーマパークの一角がホンダの歴史と未来を展示する空間のホンダコレクションホールです。
ここでは最新技術を搭載した水素電池自動車や二足歩行ロボってのASIMOの展示が行われています。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

ツインリンクもてぎが単なるサーキットではなくホンダの思いが込められていることが、このホールでもっとも実感できるかもしれません。

ホンダコレクションホール

ASIMO

時間がおっしていたのですすが、何とかASIMOの展示に間に合いました。
わたしがホンダの二足歩行ロボを最初に見たのは「P3」がコマーシャルに起用されたときでした。
最初は外部から電源を取り入れたり、歩行も人間がコントロールをしていると思っていたのですが、雑誌などの記事から完全に独立した二足歩行ロボットであることがわかりましたので、とても驚いた記憶があります。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

そのすぐ後にASIMOが登場しました。
大きさは人間の子どもくらい。
なめらかな動きは驚異的でした。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

ASIMOの登場と同じ頃にHONDAの栃木県内の工場に勤めていたこともあり、社内情報でASIMOの話が比較的耳に入っていました。
ASIMOの登場以降、各社や各大学が二足ホロボットの開発や発表を続けていますが、人間らしさの追求という方向性での完成度の高さはASIMOが群を抜いています。
これは今回、ASIMOの動く姿をみて、改めて実感しました。

未来の技術水素電池自動車FCX

完全な車体の展示ではありませんが、外装をのぞく主要な部分の展示がありました。
従来のガソリンや軽油などの内燃機関自動車とは全く違ったエンジンにあたる部分や燃料タンクにあたる部分はまさに未来を感じさせてくれます。
印象的なのがフレーム部分です。わたしはインサイトやNSXを生産していた工場に勤務していましたが、インサイトやNSXがアルミモノコックフレームで驚くほど軽いですが、構造は従来の自動車とそれほどの差異はありませんでした。FCXはその点、ボディーがないのではっきりとはしませんが、車軸からエンジン、燃料電池を支えているフレームは独特のものを感じます。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

歴代のレーシングカーの展示

ホンダ RA272。1965年昭和40年に1500cc F1 GP最後のとしに、最終戦で初優勝を飾ったレーシングカーです。
わたしはレース観戦にはあまり興味がありませんので聞きかじりになりますが、当初、ホンダはエンジンのみの開発を行い、シャーシ(車体)は別会社に作ってもらう予定でした。ところがシャーシを造ってくれる会社との契約ができなくて、やむなくホンダがエンジンもシャーシも独自に作り上げることになりました。
この結果、このRA272はエンジンもシャーシも純国産のF1 GP優勝車と言うことがで来ます。
ただし、販売不振と開発費の膨張のためのコスト削減から、ホンダのF1参戦はなくなりました。
F1につぎ込んでいた予算と人員をハイブリット車などに振り分けることができるようになったおかげでFITなどの人気車種にハイブリットモデルが設定できるようになりました。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

わたしがホンダがF1にかつて参戦していたことを知ったのはハリウッド製の映画ででした。
F1の内側を2人のドライバーを通して描いた映画でタイトルは忘れてしまいましたが、テレビで深夜に放送していました。1人は優勝回数多数を誇る強力なメーカーのドライバー、もう1人は契約先が見つからずやむを得ずに日本の優勝の見込みの全くないメーカーと契約をしているドライバーという設定でした。
ホンダとメーカー名は出していませんでしたが、明らかにホンダとわかる設定でした。
この映画を見た頃はF1ブームでホンダのエンジンが無敵を誇っていた頃です。
おそらく、その映画で使われていたレーシングカーがこのRA272だったのでしょう。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

歴代のフォーミュラ-カーやインディカーが勢揃いしています。
本当のレースファンには答えられないフロアーと思います。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

NSX発見。
わたしが造っていた頃のモデルではなくて残念でした。
当時の工場では1日に2台のNSXを製造していましたが、1年に1台か2台ほど、レーシングカー仕様の注文がありました。
今でも覚えているのは班長が「このNSXは内装は全部取り払ってしまう特別な仕様なんです」という言葉でした。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

もちろん、オートバイの展示もあります。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

ロードバイクは興味がないし乗ったこともないので同じに見えました。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

市販車の展示スペースも用意されています。
これは初代のインサイト。現行モデルは爆発的に売れていますがこのモデルはさっぱり売れませんでした。車体がアルミ合金製で驚くほど軽い自動車です。
2シーターの一応スポーツカーに分類されるクルマでした。
タイ王室に納品したインサイトを造ったことが思い出としてのこっています。
ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)

4月3日、4日まで「働くクルマ」開催中

今週末まで働くクルマが開催中です。
春休みランチもありますので、明日、明後日、出かけてみてはいかがでしょうか?

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このブログ記事について

このページは、mizunumaが2010年4月 2日 14:14に書いたブログ記事です。

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