初めての長距離走|第19回幸手マラソン 10マイル完走の感想記

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ひょんなことから幸手マラソン10マイルに参加することになりました。
登山家のわたしにとって、冬から初春にかけては特にすることもなく体力の維持が難しかったのですが、マラソンをすることで体力の維持が図れるのではないかという期待がありました。
最前列の招待選手です。
幸手マラソン スタート前

登山で心肺能力と脚力には自信がありましたが、11月の九州一周登山以降は月に数回程度、足馴らしに筑波山に登る程度でしたので、体力全般が萎えていることが不安でした。

幸手マラソンはちょうど桜の季節。
5分咲きの桜並木の中を走るのは気持ちのよいものです。
初めての長距離走で無事にゴールがで来ました。景観がよかったことも心的な疲労を押さえてくれた様に感じます。

第19回幸手市さくらマラソン

参加前、他人の造ったレールの上を進むことが苦手なわたしがマラソンという競技になじめるのか不安がありました。
登山やカヤック、スノーシューイングやサイクリング、オートバイツーリングは全て自己責任で行えます。スタートもゴールも自分で決めますし、万一の事故への対処も自力で行います。
それに対してマラソンは管理者側の意向に沿って行う競技です。給水所がいくつも設けられていたり、救護班が待機していたりとフォローがありますが、自由がありません。

こうした点は杞憂でした。
桜の季節と言うことで見る風景が美しく、初めて走る土地なので新鮮でもありました。
途中には菜の花畑が黄色い花を満開に咲かせていました。
特徴のないマラソンでは退屈かもしれませんが、花に彩られた幸手マラソンならそうしたことはありません。

スタート前の準備体操。
ありきたりの体操ではなく、ダンスの要素を取り入れているようです。

スタート

スタート前。
自分の予想タイムに応じて出発地点が分かれています。
これは最後尾の90-100分の位置。
幸手マラソン スタート前

これが最前列。
招待選手が並んでいるそうです。
わたしが8km地点を通過したときにゴールを知らせる花火が打ち上げられましたので、この人たちの速度は今回のわたしの2倍以上の速さだったことになります。
第19回幸手さくらマラソン スタート前

ランニング

トップアスリートが走ってゆく動画です。

スタート直後。
工業団地内の桜並木の中を走ります。
幸手マラソン 走る

桜の名所の権現堤。
堤防への登りがあるのですが、ランナーは登りが苦手らしく、ここで立ち止まったり歩いたりする区間がありました。
幸手マラソン 走る

貯水池脇の遊歩道。
川を堰止めた湖です。
よく観察をしていたら、ボートが数隻浮かんでいました。
上流へは川をさかのぼることもできるので、桜が満開となる数日後に、晴天の日を選んでカヤックで漕いでみようと走りながら考えていました。
幸手マラソン 走る

全区間で3カ所にもうけられていた給水所の一つ。
わたしは2時間足らずの競技で水分を補給する必要はないのですが、水分を求める人で道がふさがるほどの黒山の人だかりでした。
幸手マラソン 走る

走っていて気になったのが投げ捨てられたゴミ。
登山家のわたしには信じられない光景でした。
水分補給は給水所を利用するのではなくハイドレーションシステムなどを各自に用意して貰うようにすれば、こうしたゴミはなくなると思います。
ペットボトルを持参して走っているランナーを数名見かけましたが、ハイドレーションシステムを背負っているランナーはいませんでした。
幸手マラソン 走る

やはりゴミは人力で拾っていました。
ランナーはこの人たちを見てどのように感じているか気になるところです。
参加費用が3千円余り。お金を払っているから当然と思っているのでしょうか?
幸手マラソン 走る

最後尾から出発をした浅井選手に約6km(推測)で抜かされました。
トップアスリートのスピードはすばらしいです。
幸手マラソン 走る

桜もよいですが菜の花もすてきでした。
幸手マラソン 走る

ようやく半分。
9:08のスタート。ここを通過したのは10:02。ちょうど50分かかったことになります。
幸手マラソン 走る

土手に満開の菜の花のある用水路。
水量は豊富で、思わずカヤックを浮かべたくなる河川です。
土手の上を走っている間、水の流れを見ていたのですが、2カ所、人工の瀬があるだけで、カヤックで下ることは難しくなさそうです。
幸手マラソン 走る

工業団地の桜並木に戻ってきました。
もうすぐゴールです。
幸手マラソン 走る

最後にトラックを1周します。
幸手マラソン 走る

ゴールをくぐるところ。
通過時刻は10:59でした。
9:08出発ですので1時間51分かかりました。
幸手マラソン ゴール

走行後

こんな姿で走りました。
この服装、ランニングのウェアなのですが、普段は登山に使用しています。
初めて本来のマラソンに使いました。
シューズはランニング用ではなく、走る登山、トレールランニング用のものです。
幸手マラソン 走る

浅井選手と平井選手のサイン会。
お二人のサインをいただきたかったのですが、平井選手のサインをいただいたところでサイン会は終了となってしまいました。
わたしが他人のサインを自ら貰うというミーハーなことをしたのは、たぶん初めてです。
幸手マラソン 走る

これが平井選手のサイン入りTシャツです。
幸手マラソン Tシャツ

完走証。
1時間51分53秒でした。
こちらにも平井選手のサインを書いていただきました。
幸手マラソン 完走証

会場の雰囲気

スタート30分前の受付の様子です。
19回目とあって、全ての作業がスムーズに進行しています。
初めての参加者でも戸惑うことはありませんでした。
幸手マラソン 会場

お父さんかお母さんはマラソン、家族は花見。
こんな楽しみ方もあるんですね。
幸手マラソン 会場

ランナーを当てにした販売店エリアのなかにある無料のドリンクコーナー。
朝から飲まず食わずでしたので、脱水症状防止のためにカップに1/3だけ飲みました。
幸手マラソン 会場

自転車置き場。
駐車場からスタート地点まで1km以上ありましたので、駐輪場があることを知っていれば、自転車をクルマに積んできたのにと思いました。
幸手マラソン 会場

子どもが遊べる吹き矢などのイベントもありました。
桜の季節なので、他にも屋台なども出ていました。
改めて家族で楽しめるマラソンだと思いました。
幸手マラソン 会場

感想

時速10km/hで1時間40分で完走する予定でいたのですが、使う足の筋肉が登山と全く異なるので、1時間51分での完走となりました。
初めての長距離走で完走できたのは何よりです。順位は614/3518位でした。

オフィスの前が遊歩道と言うこともあり、毎日ランニングをしている人を多数見かけますが、これまでは何が楽しいのだろうと疑問でした。
今回、自分が参加してみて、ランニングの楽しさを知りました。
機会があれがまた参加したくなるスポーツです。

驚いたのは右膝を壊してしまったこと。
2007年に左膝を壊し、2009年には右膝を壊しているので、膝の筋力トレーニングは欠かさずに行っていて、昨年11月の九周一周登山では13日間登り通しでも膝に違和感はありませんでした。

ゴールをしたときには痛みはなかったのですが、ストレッチをしているうちに痛み出してきました。
クルマまで会場から1km以上あるのですが、歩いている間に痛みがひどくなり、車に乗るときには右膝に激痛が走りました。トレーニングは左右の膝ともに行っているので、これまでの膝痛とは原因が異なるようです。

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このブログ記事について

このページは、mizunumaが2010年4月 4日 16:20に書いたブログ記事です。

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