乾電池編|アウトドア・ライフを生かす停電下の暮らし

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停電が一過性と思っていたのですが、福島県など太平洋岸にある原子力発電所が復旧するまで、計画停電が継続的に起きるようです。
そうなると、停電があるのが常態化する生活スタイルに切り替えないといけなくなります。「停電=電気のない暮らし」に役立ちそうな知識を、わたしの経験から乾電池を中心にまとめてみました。

屋外生活での電池

わたしは年間のうちの数十日から時に百日以上をテント泊や車中泊で過ごしているので、電気やガスのない生活に慣れています。
昨年の主な旅の様子をひもといてみても、二週間四国九州オートバイの旅、二週間北海道の名山・車での旅、日本アルプス標高3000mの山旅などがあります。このような旅で電気やガスを使おうとすると、自分で持参してゆかなければなりません。オートバイや登山ですと持てる荷物の重さや容量には限りがあるので、電池一つにも気を配る様になります。

一口に乾電池と言っていますが、わたしはマンガンやアルカリと言った乾電池は使用してなく、所有してもいません。再利用が可能なニッカド水素充電池を使用しています。充電池のメリットは、乾電池が手に入らなくても充電できる環境さえあれば、継続的に乾電池対応の電気製品が使い続けられることです。登山など山の中では無理ですが、オートバイや車ならインバーターを備えれば100Vの家庭電源が得られるので、充電が可能となります。
使い捨ての乾電池よりも再利用が可能な充電池の方が利用価値は高いです。
スーパーや家電量販店に買い物に行くと、乾電池はほとんどの店舗で品切れとなっているのに比べて、エネループを初め、充電池はたっぷりと在庫を持っている店舗がほとんどでした。再利用が可能なので、何回も使い続けると、乾電池よりも安くなります。使い捨てないので環境に優しく、財布にも優しいのが充電池です。

次に、電池のサイズは全て統一しています。
懐中電灯からGPS、コンパクトデジタルカメラまで、旅で日常的に使用する乾電池対応の電気製品は、意識して単三電池を使用する製品を購入しています。いまでは、旅先では使わないコンピュータのマウスなどでも単三電池使用の製品を使うようになりました。
電池のサイズが統一されていると無駄がなくなります。単三電池3本使用、2本使用という製品が多くありますが、同じサイズの電池であれば、必要な本数だけを持っていればすみます。ところが、一方の製品は単三電池3本と2本(計5本)、もう一方の製品は単4電池3本と2本(計5本)というと、それぞれの数の電池が必要となります。通常、充電池や乾電池は2本、ないし4本単位で売られているので、それぞれに6本ずつの電池が必要となりますが、もし単三電池で統一していれば、10本ですむことになります。

単三電池と単四電池の違いですが、電池の容量がかなり違っていて、携帯性では単四電池が優れていますが持ちが悪いので、出来れば単三電池がおすすめです。

種類による違い

これが所有しているニッカド水素充電池の一部です。
実際には20本前後を使っています。
ニッカド水素充電池 単三電池各種

  1. 一番に持ちの良いのがエネループです。この充電池は自然放電がほとんどないので、、いちど充電をしておけばいざ使おうというと気にフル充電に近い容量の電流を得られるので、停電時には特に威力を発揮します。欠点は、電圧が通常の乾電池よりも少し低いので、エネループに対応している電化製品でないと使えないことですが、わたしのこれまでの経験からは、エネループで使えない電化製品はありませんでした。エネループの発売以前のトランジスタラジオ(ソニー製)でも問題なく使えました。
  2. 次に持ちの良いのがソニー製のニッカド水素充電池です。ただ、この充電池、不思議なことに、ソニー製の充電器から充電することが出来ないので、エネループ用の充電器から充電しています。この充電池はもう手に入らないかも知れません。
  3. パナソニック製のニッカド水素充電池はノーマルタイプと大容量タイプの2種類を使っていますが、電池のもちに違いを感じたことはありません。エネループやソニー製の充電池と比べると明らかに持ちが悪く、使用感覚ではエネループの2/3ほどの使用時間で電池が切れてしまいます。

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このブログ記事について

このページは、mizunumaが2011年3月23日 09:52に書いたブログ記事です。

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