箱根山にて英語で道を聞かれたが...

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DSC_0045大晦日に箱根山を縦走して下山した直後に、中国本土から観光に来た人たちに道を聞かれました。彼女たちが見ていたガイドブックは簡易体の中国語、話しかけられたのは英語で「Can you speak Engrish」と聞かれましたが、「no」と答えました。

大学時代の第二外国語で中国語をとっていたので、会話はともかく読み書きなら多少できます。特に彼女たちの持っている本は日本を旅をする中国人向けのガイドブックですので、日本の漢字がふんだんに使われているので、大意は分かります。
また、英会話はスピードラーニングのおかげで、意思の疎通程度ならできるようになりました。

それでもわたしが「no」といったのには訳がありました。
 

実はわたしが道に迷っていて、現在位置も分からなかったからです。

中国からの観光者にバスの行き先を教えました

IMG_4185彼女たちと出会ったのは姥子のバス停です。わたしが箱根山の縦走から下山をして、ようやく舗装道路に出たらバス停があり、彼女たちがいました。わたしと同時にこの道へでた登山者がいたのですが、彼には目もくれずまっすぐにわたしのところに彼女たちは来ました。
 

IMGP6376なぜわたしを選んだのでしょうか?服装や装備からただ者ではないと思ったのかもしれません。
 

この日、わたしは箱根山へ登山をする予定ではなかったので、地図も持参せず、事前準備も全くしていませんでした。登山中に見る登山道の地図を頼りに縦走をして、最後に姥子に下山したわけです。姥子がどのあたりにあるのか、位置も把握していませんでした。

唯一の頼りは「姥子から左へ、左へと進んでゆけば、入山したところへ戻れるはずだ」という、曖昧ですがよく当たるわたしの感だけです。

IMG_4186わたしが彼女たちに聞かれたのは、「姥子のバス停で待てば、箱根湯本駅へ行けるバスに乗れるかどうか?」ということでした。
 

これも困りました。わたしは日本各地をオートバイや車、自転車などで旅をしてきてきましたので、道順ならよく知っています。箱根峠や芦ノ湖の周辺も何度も通っています。細かい道は分かりませんが、おおよその方角は分かります。道を聞かれたのなら応えられたでしょう。

しかし、公共の交通機関を使っての旅はしたことがないので、箱根湯本駅がどこにあるか、知りません。箱根峠の入り口に湯本駅と書かれた駅を見かけましたので、おそらくあの駅だろうと想像がつく程度です。

といって、異国で困っている人たちをほおってもおけませんので、バス停のバスのルート地図、中国語のガイドブック、わたしの記憶にある駅の位置や道順などを総合して、この姥子のバス停で待てば箱根湯本駅経由で小田原駅まで行けるバスに乗れると判断して、手振りを交えて教えてあげました。

一緒に記念撮影をして彼女たちと別れました。わたしも自信があったわけではないので、彼女たちが無事に箱根湯本駅に着けたか、今でも心配しています。

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このページは、mizunumaが2009年1月12日 16:30に書いたブログ記事です。

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